畳の基礎知識

  • HOME
  • 畳の基礎知識

畳の文化 “和の心”

畳の文化 “和の心”

畳に座り、寝転ぶと、ホッとしませんか…

めりはりのある春夏秋冬が巡る地域は世界中でもそう多くはありません。それぞれの季節を快適に過ごすために、日本に伝えられ、日本独特の風土の中で育まれてきた建築素材、それが畳です。

【畳の歴史】
奈良時代に初期の畳が大和朝廷から伝わったと言われています。その後、平安時代に畳床を伴う現代の畳になったといいます。このように日本人と畳の関係は1,300年にもおよびます。

【風土に調和】
比較的高い湿度も、畳が湿気を吸収します。正しく管理された畳は、防虫作用や、脱臭作用の点でも優れています。

【和の心】
国際化が進み日本においても、そのライフスタイルが洋風化してきていますが、畳の部屋は日本の風土や歴史を感じさせ、原点を思い出させてくれます。少なくとも畳のスペースというのは欲しいものです。
畳は和の心の象徴です!

畳のお手入れ

畳のお手入れ

【日ごろのお手入れ】
「畳の目にそって…」
これが畳のお手入れの基本です。

理想としては、乾いた雑巾で“畳の目にそって”乾拭きします。
掃除機を使う場合は、“弱”にして、同じように“畳の目にそって”やさしくかけます。

お手入れすることで、畳の寿命は格段に延びます。やさしくお手入れしてあげてください。

■ワンポイント■
・強い汚れ:薄めたお酢を湿らせてふき取ります。
・凸凹:濡れタオルをあて上からアイロンをかけます。

【畳干し】
できれば春と秋の年に2回は、畳干しすることをお勧めします。
畳表を、直射日光にあてないように注意して、5時間ほど干します。
干す場所がない場合は、ちょっと浮かせて風通しをよくするだけでもよいでしょう。

畳替え

畳替え

畳業者に畳替えを発注するにしても、何を依頼したらいいのでしょうか?

いつでも新品に取り替える必要はありません。業者が行う畳のメンテナンスの種類(段階)を知っておくと役に立つでしょう。

【裏返し:3~4年】
畳床はそのまま使用して、畳表も継続して使用しますが、その畳表を「裏返す」という方法です。裏返すことで、畳表の色を一新することができます。

【表替え:5~7年】
畳床はそのまま使用して、畳表を新しく張り替えます。い草のいい香りが漂う新品同様の仕上がりになります。

【新畳:10~15年】
新品に入れ替えます。つまり、畳床、畳表、畳縁のすべてが新品になるのです。

今の畳はどういった状態か、何が適正か、少しでも疑問がありましたらお気軽にご相談ください。